雨のタクシ−事情

雨の朝の南京でのお話です。
ホテルから出るとタクシ−が全くつかまらない。

中国の雨降りの朝はこんな感じです。

新幹線の時間は9時10分、なのに8時半過ぎても全く駄目。
たまに停まるタクシーには、まずは行き先を聞かれます。
駅までというと「ダメ、近すぎる」と言って走り去ってしまいます。
我々が大荷物持っているので空港狙いのタクシーは停まるけど空港と 駅とでは300円か1200円か位の差があります。
そこで考えたのは行き先を聞かれても聞き取れないように話す。そうすると空港を期待して乗せてくれるのです。乗ったらこっちのもの。
降ろすなんてことはありません。乗ってから「駅まで」と言うとものすごい舌打ちと、駅なら乗せなかった、行きたくないと言いながら、乱暴な運転が始まります。

タクシーの運ちゃんの売り上げは一日300元(4000円位)駅に行くとまた近い 客ばかりで悪いサイクルに入るみたい。それでも21元(260円)で20分も乗り駅に到着しました。
かわいそうだから10元位余計に払ってあげようと同行の中国人にいうと、30元出してお釣りはいらないと言ってます。
運ちゃんニコニコ。でもここからが違うとこ。同行の中国人はマンションたくさん持ってるお金持ちの我が社の中国社員だけど、領収書くれと騒いでいます。21元の領収書でいいじゃんと言って説得するけど聞きません。結局時間もないし、私が10元出すからということで話は済みましたが、やはり私はお金が貯まらない人。彼はマンション何件も持つ億万長者。この差歴然でした。